洋書ブックレビュー

22万カップルを調査。離婚の一番の原因とは?

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2016年の
厚生労働省のデータによると、
日本では年間62万組の
カップルが誕生する一方で
その3分の1に当たる
22万組が離婚しているそうです。

離婚原因のトップは
何だと思いますか?

それは、ズバリ!

「性格の不一致」

個人的には離婚に対して
ネガティブなイメージを持っていません。
というのもアメリカでは離婚は当たり前だし
新しいパートナーと出会い
以前よりずっと幸せになっている人を
たくさん知っているからです。

しかし、 「性格の不一致」という
理由が気になりました。

「性格の不一致」
と答えたカップルの中には
本人たちも性格が合わなくなった理由が
分からないケースも多数あるのだとか。

最初は気が合うと思ったのに
だんだん相手の考えている事が分からなくなり
性格が合わないと感じるようになってしまった場合、
コミュニケーション不足が要因の一つかもしれません。

さて、今日紹介する本はこちら。

「Communication in Marriage 」
 〜喧嘩しない結婚生活の21のヒント〜
 マリア・ホール・著
 

アメリカの離婚率は
大体2分の1と言われています。

そんな世界有数の離婚先進国で
結婚&家庭専門のカウンセラーとして
長年働いてきた著者から
喧嘩を避け、幸せな結婚生活を送るために
必要なコミュニケーション術を学んでみましょう。

本書の目次をざっとご紹介。

1. アクティブ・リスニング
2. シェアしよう
3. 建設的な批判はOK
4. 礼儀正しさを忘れない
5. 理解しようと努める
6. 穏やかでいる
7. オープンでいる
8. 感謝を伝える
9. 口論を避ける
10. 充実した時間を一緒に過ごす
11. 愛情があることを再確認する/させる
12. ボディタッチする
13. アイコンタクトをする
14. 自分のミスを認める
15. 優しく接する
16. 相手が大切にされていると感じさせる
17. 相手に時間を使う
18. リスペクトを忘れない
19. 許す
20. 継続的に実践する
21. 愛する

〜本書目次より〜

21のヒントの中から
心に残ったものを3つピックアップしました。

1つ目は「アクティブ・リスニング」。

これまで紹介してきた本でも
出てきたキーワードですね

著者によると、
「Hearingヒアリング」と
「Listeningリスニング」は別物だそう。

アクティブ・リスニングでは
相手の話を聞くのと同時に
自分が本当にその話に集中しているかを
相手に理解させるのも同時に行います。

例えば相手が話した後に
相手の話した内容を反復したり
その後に続く質問を返します。

本書の例を紹介。

例1: 相手「今日はいい日だったよ」
自分「どんなことがあったの?」

相手の話に質問を
投げかけることで興味を示します。

例2: 相手「今日は疲れる1日だった」
自分「大丈夫?何があったの?」
相手「同僚が休みで彼の分まで仕事しなきゃいけなかった」
自分「いつもの仕事以上に働いたなんて大変だったね。」

この時相手の言葉に対して自分の意見を述べたりせず
ただ聞いて、相手の言葉を認めてあげるのがポイント。
相手は自分のことを理解してくれたと心地良さを感じます。

〜本書より〜

また相手の話を聞く時は一旦作業をやめて
相手の話に耳を傾けてほしいと著者は言います。

これを読んだ時
ハーバード大学出身の お笑い芸人
パックンさんを思い出しました。

というのも以前ある番組で
彼は奥さんが話をする時
一旦テレビを切り、
奥さんと向き合って話を聞くと
言っていました。

コミュニケーション術に関する
書籍を出版している彼は
自然にアクティブ・リスリングを
行っているのだろうと思います。

2つ目は「建設的な批判」。

あなたが相手の行動に同意できないと感じた時
それを伝えることは良い関係を築くために必要なこと。

ただし相手を批判するのではなく、
相手にも自分にも有益になるよう
ポジティブな雰囲気で話すのが大事だそう。

例えば、相手に直して欲しい習慣がある場合、
あなたが好きでないのはその習慣であって
決して相手自身でないことを
はっきりさせましょう。

「〜するあなたが嫌だ」 ではなく
「あなたのする〜という行動が嫌だ」
という風に伝えます。

そしてどんな
アドバイスをしても、
相手を傷つける可能性が
あることを肝に銘じておきしょう。

建設的な批判 = あくまで提案であり
相手の考え方や行動をこうしなさいと
命令することではないので
きつい言葉使いを避け、
出来るだけ柔らかい言い回しを意識して下さい。

夫婦は一つのチーム。
相手と自分の価値観をすり合わせて
より良いチームワークを作り出しましょう。

3つ目は「素直に間違いを認める」。

失敗や間違いをしたら自己解決するのではなく
相手とシェアするのが大切。

もし何か失敗したことがあったなら、
必ず相手に伝えて謝りましょう。

こうすることで相手はあなたが
自分の間違いについてちゃんと理解していて
申し訳ないと思っていると分かります。

もし相手が間違いを起こしてしまった場合、
まずは聞く耳を持ち、
救いの手を差し伸べましょう。

〜本書より〜

プライドのせいで
大切な関係を壊すのはもったいない。

長く時間を過ごせば
失敗や間違いを起こすことがあって当たり前。
その度に失敗した経験から学び、
これからの夫婦関係に活かせば良いのです。

さて、本日ご紹介した本はいかがでしたか?

夫婦とは育った環境が違う二人の人間なのだから
「性格の不一致」は当たり前のこと。

それを克服するかしないかは、
どれだけコミュニケーションを取って
相手を理解しようとするかに
かかっているのかもしれませんね。
※ピックアップされた洋書の要旨を説明することもありますが、
それはあくまでも「前提を共有」することが目的であり、
著者の見解の詳細を伝えることを目的とするものではありませんので、
あらかじめご理解ご了承をお願いいたします。
※セレクトされた洋書にご興味をもたれたら、是非原書をお読みになることをお薦めします。
 おそらくメールマガジンをお読みになった後であれば、英語に苦手意識のある方でも、
予想以上に理解・活用できるかと思います。

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