洋書ブックレビュー

相手の心を開かせる話し方

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今回の洋書ブックレビューは
こちらの本の後半編。

「人を成長させる会話術」
Conversations〜
ジェフ・ギャリー・著










メンターとして、
子供、友達、同僚、部下など
様々な立場の相手に対して
コーチングを行う際に
役立つメソッドをまとめた一冊。

今回は

・相手の心を開かせる話し方
・会話をリードする秘訣
・やる気を持続させるほめ方

をお伝えします。

著者によると
相手に心を開かせる話し方には
5つの法則があるといいます。

----------------
. 
質問して相手にじっくり
考える機会を与える

.
どんな意見も受け入れる姿勢を見せる

.
無理に説得しようとせず
相手が自分で納得するまで待つ

.
全てを知っているような態度を取らない

.
思ったこと全てを口に出さない

(本文より)
----------------

この中から
「質問することの大切さ」
をピックアップ。

相手の役に立つと思い
自分の意見や知っていることを
たくさん話していませんか?

私たちの脳が
どのように情報を処理するかを
調べた脳科学の研究を紹介します。

Neuro Leadership Groupの
デイビット・ロック博士によると
誰かがあなたに助言したり
意見をシェアした場合、
私たちの脳はそれらを
自分のアイディアを脅かす
“脅威”として認識するそう。

逆に質問されることに対しては
「脅威」と感じずに
むしろ「歓迎すべきこと」
として受け入れる
傾向があると言います。

つまり、
質問することで
「恐怖心」を感じさせずに
相手が問題について
自分の力で考える
機会を与えられるのです。

そして
コーチングをする側は
「質問上手」になることを
学ばないといけません。

著者が
建設的な会話を始めるにあたり
最初に投げかける
3種類の質問がこちら。

----------------
.
“あなたの今の生活で順調なことは何ですか?”
“上手くいっていないと感じることは何ですか?”
“どんなことにフラストレーションを感じますか?”

.
“ 行き詰まっていると感じることはありますか?”
“最近学んだこと で楽しかったことは何ですか?”

.
“1ヶ月後にどんな風に変わっていたいですか?”
“1年後、2年後はどうですか?”

(本書より)
----------------

これらの質問は
相手との距離を縮めながら
その人の価値観や現状を
知るのに役立ちます。

次に、
会話を上手にリードするには
「GROW」という骨組み
が必要だと言います。

----------------
G = Goal(目標設定)
R = Reality(現状把握)
O = Options(選択肢)
W = Way Forward(進展)

(本書より)
----------------

まず話し始める前に
この会話によって
どんな結果を得たいのか?

「ゴール」を設定し
そこから逆算して
質問の内容を考えます。

どういう形で
会話を締めくくりたいのか
決めておくと話の運びが
スムーズになります。

「現状把握」では
相手に質問することで
様々な角度から
状況を分析するよう促します。

----------------
質問例:

“問題に対して上手く対処できたのはどんな時ですか?”

“逆に上手くいかなかったことは何ですか?”

“上手くいった時といかなかった時を比べて何が違いましたか?”

“これを続けたらこの先何が起きると思いますか?”

“問題の克服にどんな挑戦が必要だと思いますか?” 

(本書より)
----------------

たとえ
相手の問題点を
分かっていたとしても
直接伝えずに
相手が自分で気がつくよう
助けるのがあなたの役目。

次に目標を達成するために
どんな「選択肢」があり
その中から何を選ぶのかを
考えてもらいます。

そして
状況を「進展」させるために
やるべきことを
見える化させます。

次のステップを明確にし、
行動する頻度を決め
デッドライン(期限)を設定。

後から数字で
分析できるよう
「できるだけやる」といった
曖昧なルールは避けましょう。

最後に
「ほめる」ことで
達成感を与えたり
モチベーションの維持に
努めましょう。

ほめる時のコツは

「最近頑張っているね」

といった一般的な声がけでなく

「あなたの◯◯なところがすごい」

などピンポイントで伝えると効果的です。

また相手がスランプに陥って
結果が出ていない時は

「◯◯は上手くいかなかったけど
あなたの行動力はすごかった!」

とプロセスをほめてあげると
相手の心に響くはず。

さて、
今回の洋書ブックレビューは
いかがでしたか?

この本が少しでもあなたの
お役に立てたなら嬉しいです。

それではまた次回
お会いしましょう!


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