洋書ブックレビュー

共感力を高めるリスニングスキル

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コミュニケーション力をアップさせる4つのスキル
〜 4 Essential Keys
to Effective Communication 
in Love, Life, Work-Anywhere! 〜
ベント・レアル・著

「人が話している最中なのに
意識が他のことに向いてしまうことはありませんか?」

「人の話を聞いている時、相手の言葉に集中するより
自分の返答に意識がいっていることはありませんか?」

「人の会話に割り込んで
自分の意見を言ってしまったことはありませんか?」

〜本文より〜

これらの質問は、著者にとって
自分のリスニングスキルについて
考え直すきっかけになったそうです。

あなたにも同じような経験はありませんか?

リスニングとスピーキングは人間関係を築くのに
最も重要なコミュニケーションツール。

しかし間違った使い方をしてしまうと
相手を傷つけトラブルを起こす原因にも、、、

今回ピックアップしたのは、
誤解を避け効果的なコミュニケーションを
生み出すスキルを教えてくれる本。

リスニング(聞く力)と
スピーキング(伝える力)について、
本書から得たエッセンスを
2回のメルマガに分けてお送りします。

今回はリスニング(聞く力)について。

「Empathy(共感)とは相手のいる立場を
自分の体験として捉えて、相手の視点、世界観、
見解を理解する行為である。」

〜本文より〜

著者によると、
信頼関係を築くためには、
「共感」することが大事だそう。

「Empathy(共感)」とは
実際どういったものなのかを分かりやすく説明した
動画を見つけたのでリンクを貼っておきます。(英語)
似た言葉の「Sympathy(同情)」との
違いについても説明しています。

Brene’ Brown on Empathy(YouTube動画):
https://youtu.be/1Evwgu369Jw

動画によると「共感」とは
相手の置かれている状況に理解を示し、
相手の話をジャッジ(判断/批判)せずに聞き、
感情に寄り添うこと。

対して、「同情」とは
相手との感情的な繋がりを断つこと。

例えば友達が落ち込んで
自分の殻に引きこもってしまった時、
あたかも自分が相手の身になったつもりで
気持ちを共有しようとするのが共感。

「あなたは一人じゃない」
「私もここにいるよ」
と伝えてあげます。

対して同情は、
上から下に見下ろす感覚で
相手の感情を理解して言葉をかけます。

自分が相手の立場にいないことを前提に、
 離れた所から
「かわいそう」
「気の毒」
だと哀れみます。

なぜ信頼関係を築くのに
「共感」が大切かというと、
相手の感情に寄り添うことで、
「この人だったら自分の気持ちを理解してくれる」
「この人なら信頼できる」
と感じてもらえるからです。

また本書では「共感」するのに必要な
リスニングスキルを
5つのステップで紹介しています。

<ステップ1>
心を落ち着かせ、
話している相手に意識を集中させる。

<ステップ2>
偏見や保守的な態度を持たず、オープンな姿勢で話を聞く。

<ステップ3>
言葉だけでなく、顔の表情、
体の動き、声のトーン、体勢、
アイコンタクトから言葉の裏に
隠された感情を読み取る。

<ステップ4>
話の邪魔をしない。
相手の話が終わるまで自分の意見を言うのを控える。

<ステップ5>
話を聞き終えたら自分の言葉で相手が話した内容を繰り返す。
(相手に自分が話の内容を理解したことを伝える)

〜本文より〜

私が一番共感したのがステップ2とステップ4。
人の話を聞く時には
どんな状況、どんな人であれ、
まずはオープンな姿勢で
話を聞くことが大切だと思います。

偏見を持ってしまうと
「この人はどうせ〜だろう」
という潜在意識が働き、
相手の話を深く理解しようという気持ちが
薄れてしまいます。

また人の話を遮って、自分の意見を言う人は
話し手に不満を感じさせます。

実際私の同僚でもこういったタイプの人がいたのですが、
人の話を聞かない、自分の意見を押し付けてくると
チーム内から不満が出ました。

また円滑なコミュニケーションを妨げる行動として、
本書では以下の1〜7をあげています。

1. 話の内容を分かったつもりで聞く
2. 自分がどう返答しようか考えながら聞く
3. 聞きたい部分だけ選びながら聞く
4. 話とは関係のないことを考える
5. 話の最中でアドバイスする
6. 話の内容を分析、批判しながら聞く
7. 上から目線で話を聞く

話を聞く時はオープンな心構えで、
余計なことを考えず、じっくり集中して
最後まで話を聞くことが大事なのですね。

簡単なようで意外と忍耐が必要ですが、
聞き上手、共感上手になるために
ぜひこれらのアドバイスを実行してみてください。

次回は「共感」を伝える
話し方についてご紹介します。


※ピックアップされた洋書の要旨を説明することもありますが、
それはあくまでも「前提を共有」することが目的であり、
著者の見解の詳細を伝えることを目的とするものではありませんので、
あらかじめご理解ご了承をお願いいたします。

※セレクトされた洋書にご興味をもたれたら、
是非原書をお読みになることをお薦めします。
おそらくメールマガジンをお読みになった後であれば、
英語に苦手意識のある方でも、
予想以上に理解・活用できるかと思います。

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