コラム

アメリカ人がたくさんほめる3つの理由とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

アメリカ人はよくほめるって本当?

と聞かれることが多いので、今日は私が思うアメリカ人がよくほめる理由についてお話ししようと思います。

私がアメリカでの暮らしを通して実感したこと。

それは海外には、ほめ上手な女性が多いということ。

彼女たちはほめて、その気にさせて、やる気を引き出すのがとっても上手。

なんで彼女たちはたくさんほめるのか?

それは、ほめられるとモチベーションが上がり 、自然にもっと努力して、成果が上がる仕組みをちゃんと知っているから。

表面的にほめて相手を気持ちよくさせるだけでなく、様々な場面で彼女たちはほめるコミュニケーションを活用します。

それを知った時の衝撃といったら、、、まさに目からウロコでした!

家族、友達、同僚、通りすがりの人、誰に対しても本当によくほめるアメリカ人を観察していて、ある共通点に気づきました。

それは、アメリカ人は3つのことをしたい時にほめるコミュニケーションを使うということ。


——————–

1つ目は、相手に自信を与えるため。 

2つ目は、信頼関係を築くため。

3つ目は、話のきっかけを作るため。 
———————–

1、相手に自信を与えるため

いわゆるアメリカ流のほめて伸ばす教育がよく表れていると思います。

大人でも子供でもよく見る光景ですが、

「よくできてるね!」

「良いアイディアだね!」

と、まず伝えます。

もし注意しないといけないことがあれば、

「これにさらにXXしたらもっと良くなるとかも」

と後に自然に付け加えることで、ポジティブな雰囲気で会話を終わらせて、相手のやる気を奪ったり、嫌な気持ちにさせません。

最近図書館でこんなやりとりをみました。

前に座った小学生くらいの子供2人が宿題をやっていた時、年下っぽい男の子が一緒にいた女の子に


「この文章合ってる?」

と聞いたんです。

その女の子が言った言葉が

「パーフェクト!」

そのあとに 

「すごくよく書けててびっくりしちゃった。 こことここにNが抜けちゃってるだけで、それ以外は完璧だね!」

と付け加えて言いました。

 最初にミスを指摘せずに 

「パーフェクトだね!よくできてるね!」

と良い部分を強調して、ミスについては後からふんわり付け足す程度でした。

「惜しい!2個間違っているね」

と最初に言うと、全体として伝える内容は同じでも言われる側はちょっとがっかりしてしまうと思いませんか?

たとえ完璧でなくても、会話をポジティブな方向に持っていき、自信をもたせることを優先にする。

ほめて伸ばす教育がよく出ているな〜と思いました。
 

こんな小さい子供でもほめるコミュニケーションがしっかり身についていているなんて素晴らしい!

2、信頼関係を築くため 

アメリカ人は人前で、パートナーや子供のことを堂々とほめたたえます。

例えば会社の集まりで、家族を同伴した時とか 。


「自分の夫は家事に協力的でいつも感謝しているの」

「自分の子供は〜が得意で親として誇らしいよ」

などなど。パートナーや子供が真横にいても恥ずかしがらずほめたたえるんです。 

これには2つの効果があります。まず他人の前でほめることで、相手の自尊心を満たしてあげられます。 

それと同時に「私はあなたを認めているよ」という意思を示すことで、「自分のことを分かってくれている」と信頼関係を再確認できるメリットもあります。

ほめるコミュニケーションは、お互いの信頼関係を深める手段としても、使うことができるんですね。 

3、話のきっかけを作り

あまり知らない人と話す時、ほめると会話をスムーズに始めることができます。

例えば、あまり話したことがない人と隣り合わせになった時

「そのスカート素敵だね」

とほめます。 すると話しかけられた方は

「ありがとう。あなたのストールも素敵よ」

と言い、最初に話しかけた方が

「ありがとう。これお気に入りなの。ところで、今まで話したことなかったけど名前を聞いてもいい?」

といった感じに会話が展開します。見かけたことがあるくらいの関係だと、「あなたの名前を教えて」といきなり話しかけると相手をびっくりさせることもあるので 、最初にほめるというクッションを入れるとスムーズに会話を始められるんですね。

ほめるのは自然に会話を始めるのに、役立つコミュニケーションなのです。

この3つが私の思うアメリカ人がよくほめる理由です。

加点方式のアメリカ。減点方式の日本?

たくさんほめるアメリカ人ですが、どうやったらそんなにほめられるの?と思うかもしれません。

アメリカ人がたくさんほめるのは、ゼロを出発地点にして物事を考える傾向があるからだと思ってます。 

ちょっと想像してみてください。


あなたがアメリカに留学したとします。

でも自分の英語力に全然自信がありません。

そんな時に授業でアメリカ人のクラスメイトから、話しかけられました。

もしあなたが
 

「私はまだアメリカにきたばかりで、英語があまり話せなくてごめんなさい」

と言ったとしたら、
どんな反応が返ってくると思いますか?

「そんなことないよ」

「あなたの英語は十分うまいよ」


 「私なんて英語しか話せないのに、2ヶ国語も話せてすごい」


「それで苦手って言ったら、僕は日本語はSushiとSamurai
くらいしか知らないよ」

 
きっとこんな言葉が返ってくると思います。ちなみにこれは、私の実話です。しかも一度だけでなく何回も本当にあった話。

 
なんでこんなにポジティブな言葉をかけてくれるの?と思っていましたが
アメリカ人は加算方式で物事を考えるのだと気がつきました。

アメリカ人の場合はスタート地点がゼロなので、ちょっとでもできればプラス。どんどんポイントが加算されていきます。

ちょっとでもできればすごい精神でほめるネタにはこと欠きません。少しでもできたら自信をもっていいんだよとほめてくれるのです。

反対に私たち日本人は 「完璧であること」がスタート地点のことが多いと感じます。

良いサービスを受けられて当たり前
製品のクオリティが高くて当たり前
ご飯が美味しくて当たり前


私たち日本人は恵まれた環境で育ってきたゆえ、完璧で当たり前と思ってしまいがちです。

「完璧で当然だからあえてほめない」

「少しの欠点でも気になる」

スタート地点が100点だと何かあれば、そこからどんどん減点されてしまいます。

もっとほめたいけどほめる材料が見つからないという方は、ゼロスタートで少しでもできればプラス!というアメリカ人の加点方式マインドを参考にしてみてはいかがでしょうか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る